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先生とコーチの違い
先生とコーチの違い
東京オリンピックも
無事に終わりましたが、
コロナ禍で困難な状況の中、
各国選手の活躍、素晴らしかったですね。
選手の活躍の影には、
選手本人の努力はもちろんですが、
選手を支えたスタッフ、
特にコーチの役割も
大きかったと思います。
さて、
スポーツの世界において、
初心者の時は「先生」に
教えていただきますが、
上級者になると、
「コーチ」が
付くようになります。
「先生」(ティーチング)と
「コーチ」(コーチング)の
違いは、何でしょうか?
例えば
川を眺めながら
魚が食べたいと
思っている人に対して…
先生:教える人⇒ティーチング:相手に知識やスキルを教える。分からないこと、答えを教える。
コーチ:引出す人⇒コーチング:相手から能力、可能性、動機などを引出す。やり方や答えは教えない。
と定義されます。
上記の通り、
ティーチングは
魚の釣り方を教える行為です。
魚を釣るためにはどの竿を使って
餌は何を使ってどんな風に釣るかと
言ったことを教えます。
つまり
ティーチングが目指すことは、
相手に正しい知識やスキルを
覚えさせること
になります。
一方
コーチングは、
魚を釣る為に
必要なことを自分で考えさせ、
行動するようにサポートします。
魚を与えることも
釣り方を教えることも
ありません。
自発的に行動させる、
チャレンジしようとする意識を
引出すことが
コーチングです。
ティーチングとコーチングには
それぞれ特長があり、
タスクの重要度や難易度、
対象者のスキルの高低によって
使い分けを行います。

例えば、スライドのマトリクスのように、
タスクの重要度が高い場合、
対象者のスキルが低ければ
ティーチング(A)、
スキルが高ければコーチング(B)を
使います。
また、
タスクの重要度が低い場合、
対象者のスキルが高ければ任せることが必要であり(C)、
スキルが低ければ
状況に応じてどちらを使うか判断することになります(D)。
我々は日常業務において、
知らず知らずの内にティーチングと
コーチングを使っているかと思いますが、
上記の違いを理解し、
意識して使い分けを行うことにより
高い効果が発揮されます。
どちらにしても、
出来ていないところを「責める」のではなく、
出来ているところを「認める」ことが重要ですね。
ちなみに
コーチの語源は、
ハンガリーにある
「コチ(Kocs)」と言う町の名前です。

この町の名産は「馬車」で、
人や物を大切に目的地まで送り届けることを
コーチと呼ぶようになったそうです。
高級ブランド「COACH」のネーミングも
「大事なものを運ぶ時に使って欲しい」と言う
製品への思いをブランド名に込め、
ロゴマークにも馬車が描かれているそうです。
リスクマネジャー
草田 強
